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【成約者インタビュー】未経験から育てたブライダル事業を理想のパートナーへ譲渡。最適なマッチングで実現した「次のステージ」への挑戦

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2026.10.20
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会社の沿革と概要

2014年設立。 大阪を拠点にオリジナルウェディングのプロデュース事業を拡大しておられましたが、事業のさらなる発展とご自身の新たな挑戦を見据えて株式譲渡(M&A)を決断。 現在は会社を譲渡し、新しい業界へ進出するため新たな法人の設立をしています。

 

売り手:石谷様

株式会社Bria元代表取締役。大学卒業後、飲食店の空き時間を活用した二次会事業でブライダル業界へ参入。 2014年に独立し、ブライダルプロデュース業を展開。 事業のより大きな成長と自身の新たな目標に向けて株式譲渡を決断し、現在は新たな事業会社の立ち上げに注力。

【譲渡会社HP】

https://www.b-yasunaga.com/s/shop/osaka/index_s.html

https://zerohapi.com/

 

買い手:株式会社PREMIRE(プレミア) 代表取締役 重富様  

ブライダルプロデュースやWebマーケティングなど複数社の代表を務める。PREMIRE社では、決まりごとゼロの「1.5次会Party」を展開し、会費制や持ち込み料無料、300以上の提携会場など、新郎新婦にもゲストにも徹底的に優しいサービスを提供。

【譲受会社HP】

https://kansai.1-5jikaiparty.com/

https://tokyo.1-5jikaiparty.com/

 

 

ブライダル業界に入られたきっかけと、独立後の事業展開について教えてください。

実はかなり変わった経歴でして、大学卒業後に入社した会社を3ヶ月で辞めてしまったんです。 その後、知人の繋がりで紹介をもらった接客を伴う飲食店が昼の空き時間を活用して事業を立ち上げることになり、そこで結婚式の二次会プロデュースを手探りで始めたのが原点です。 未経験からクレーム対応なども経験しながら事業を形にし、9年ほど実績を積んだ後、2014年にスタッフと一緒に独立して会社を設立しました。

設立当初は自分たちで作ったオリジナルウェディングのブランドを展開し、2015年に店舗をオープン、店舗展開も進めました。 お客様に徹底的にヒアリングして期待以上の提案をするスタイルだったのですが、非常に属人的なモデルだったため、人を育てて組織を拡大していく部分で壁にぶつかりました。

そんな中、ご縁があってあるブライダルブランドFCの加盟店事業を譲り受けることになりました。 このブランドはマニュアルがしっかりしており、専門学生を新卒で採用しても3ヶ月から半年でデビューできる、属人性に依存しない仕組みが整っていました。 さらに、お客様の費用負担を抑える画期的なコンセプトを持っていたため、お客様への訴求も非常にスムーズでした。

体制は整ったものの、なぜ最終的に会社の譲渡(M&A)を決断されたのでしょうか?

コロナ禍を乗り越える中で、様々な新規事業を模索し、写真スタジオ事業などを立ち上げた時期もありました。 並行して、私自身の中で新たなビジネスへの挑戦にも興味を持つようになりました。 その頃、スタジオ事業単体の売却について、知人の紹介でつながり株式会社の日坂さんに相談したのが、M&Aを本格的に考える第一歩でした。

当初はスタジオ事業だけの切り離しを考えていたのですが、ブライダル市場全体が変化していく中で、自社単独での成長スピードや人材確保の面で課題を感じるようになりました。 新卒採用等で大手に人が流れてしまう状況もあり、このままの体制を維持するよりも、事業をさらに大きく伸ばしてくれるパートナーを見つける方が良いのではないかと考え始めました。 まだ事業にしっかりと余力があるうちに会社ごとM&Aをお願いし、私自身は以前から目標としていた新しいチャレンジに専念しようと前向きな決断をしたのです。

他の大手M&A仲介会社も検討された中で、最終的につながり株式会社(日坂氏)を選ばれた決め手は何でしたか?

大手仲介会社は最初のプレゼンは魅力的ですが、決算書を出した後は提案資料の1つとしてキープされているだけで、具体的にどこへ営業しているのか実態が見えませんでした。
口では「当たっています」と言いながら、絵に描いた餅のような印象を受けたんです。 当社のような規模だと、どうしても優先順位が下がって後回しにされる感覚がありました。

一方、日坂さんはスタジオ売却の相談をした時から、依頼してからのアクションが非常に早く、実際にカメラ関連の会社とのお見合いをすぐにセットしてくれました。 「言ったことを確実に実行する」というフットワークの軽さと行動力に、強い信頼感がありました。
また、親身に伴走してくれたことが大きな決め手です。 M&Aにおいて買い手を選ぶ際は、売り手の弱みを補完し、強みを掛け合わせるお相手を見つけることが最も重要だと日坂さんからもアドバイスを受け、まさにパズルのピースが綺麗に噛み合うようなサポートをしていただけました。

買い手となる「PREMIRE社」との出会いや、交渉期間中の率直な思いをお聞かせください。

日坂さんから紹介されたPREMIRE社は、同業かつ全国展開を進めている会社で、お話を伺って非常に強いシナジーを感じました。
特に魅力的だったのは、私たちが課題としていた採用・育成への依存を解決されていた点です。 また、Webからの集客に非常に長けていたため、彼らのノウハウがあれば、私たちが大切に育ててきたブランドをさらに伸ばしてくれると確信しました。

ただ、交渉期間中は胃が痛む思いでした。 1月に交渉が開始し、当初はすぐにお話が進んだのですが、その後の調整に想定以上の時間がかかりました。 最終契約の締結は夏前になり、精神的にはずっと合格発表を待っているような感覚でした。

途中、条件調整の協議もあり、「仲介会社である日坂さんは本当に私の味方なのだろうか?」と疑心暗鬼になってぶつかってしまったこともありました。 しかし日坂さんは嫌な顔ひとつせず、「では先方に角が立たないよう、どう伝えましょうか」と親身に間を取り持ってくれました。 その真摯な対応を通じて、信頼がより強固になりましたね。

 

今回の譲渡で「絶対に譲れなかった条件」と、今後の新たな挑戦について教えてください。

絶対に譲れなかったのは、「私自身が会社から完全に離れること」です。顧問として残って引き継ぎを行うケースもありますが、私は新しいチャレンジに専念したかったため、そこは最初からお願いしていました。 結果的に十分なM&A前の受注残を引き渡すことができ、その他の細かな条件面もクリアできました。
現在、PREMIRE社の経営手腕を見ていると、本当に託して良かったと感じています。 各種コストも、以前より大幅に絞り込みながら同等水準の反響を獲得されており、経営が非常に筋肉質に進化しています。

私自身は現在、新しいビジネスの立ち上げに向けて準備を進めています。 ターゲット層を絞り込み、体制が整い次第、本格稼働する予定です。 引き継ぎに関する細かな手続きがいくつか残っていますが、これらが完了すれば完全に肩の荷が下ります。

同じように事業承継や会社の先行きに悩む経営者の方へ、アドバイスをお願いします。

何よりも「とにかく早めに動くこと」、そして「心から信頼できる仲介担当者を見つけること」に尽きます。 事業に行き詰まってから相談しても、選択肢は極端に狭まってしまいます。 事業にまだ体力が残っており、余力があるうちに早めに相談することが何より重要です。

自社の強みと弱みを冷静に見極め、弱みを補い、強みを何倍にも伸ばしてくれるような買い手企業と巡り合うことが、会社にとっても社員にとっても一番の幸せだと実感しています。 今回のM&Aは、私にとっても会社にとっても「次のステージに行くための選択肢」として大正解でした。

アドバイザー所感

本件は、ブライダル事業の立ち上げからコロナ禍を乗り越える中で、属人性や人材育成といった課題に直面された石谷様のM&A事例です。 近年、M&Aは経営者の高齢化に伴う事業承継の手法として利用されるケースが多く見られますが、石谷様は40代と経営者として非常に若いタイミングでのご決断でした。

弊社にご相談いただくケースの中には、資金繰りが厳しく会社再建が困難な状態になっていることも珍しくありません。しかし本件においては、会社としての成長余力が十分にあり、事業をさらに伸ばしていける状態でのご相談でした。業界全体の環境変化や人材確保の壁、そして石谷様ご自身の新規事業への想いなど、様々な要素を考慮された上での前向きな選択であったと感じております。

お相手となったPREMIREの重富様は、人材育成やWeb集客に強みをお持ちであり、同社へ事業を譲渡することで課題を克服され、譲渡後わずかな期間で着実な成果を上げておられます。また買い手側にとっても、既存の「1.5次会」領域から本格的な「挙式・披露宴」領域へと事業を拡張する好機となり、まさに双方にとって相乗効果の高いM&Aとなりました。

スケジュールにおいては、初回のご相談から成約まで約6ヶ月と標準的な期間ではありましたが、石谷様のお話にもあった通り、不安な気持ちに寄り添う対応において一部配慮が行き届かなかった点につきましては、深く反省しております。M&Aは売り手様・買い手様双方にとって非常に大きな精神的負担を伴うものです。アドバイザーとして、今後はより一層お客様の心情に寄り添った手厚いフォローを徹底してまいります。

最後に、新しい挑戦へ踏み出された石谷様の今後のご活躍と、PREMIRE様のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます。弊社といたしましても、両社の未来に向けた歩みを今後とも全力で支援してまいります。

(アドバイザー:つながり株式会社 代表取締役 日坂登紀広(中小企業診断士))


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